piyo100のブログ

Twitterが死んで出来た時間の使い道

畑の向こうの家のだれか

ちょっと前、見晴らしのいいアパートの2階に住んでいたときの話。

 

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朝。まず家族に朝ごはんを出し終わって、自分がテーブルにつく前に、大きな窓のカーテンを開けるのが日課

アパートの前は畑で、視線を遮るものがないから。大きく開けた空と、日によって表情を変える美しい高い山が遠くにあり、畑の向こうには民家がある。


家事をしながら立ったり座ったりするときに、自然と窓の向こうに視線がいく。

久しぶりの晴れ予報を楽しみにしていた日。まだ日差しが薄いし雲があるな〜なんて思いながらのんびりお茶飲んでいる。するともう向こうの家の洗濯物は干されていて。その早さにびっくりする。
雨続きで洗濯物の部屋干しが続いたあとの、くもり(ときどき雨)予報の日。なんとか乾かしたいから朝早くから外に干す!ポツポツ降ってきたら、濡れないうちに!サッと取りこむ。ちょっとしてから窓を見ると、向こうの家の、干されてた洗濯物も取りこまれている。

 

家でひとり、だれが褒めてくれるわけでもない家事をする。やる気がわかないときもある。
でも、向こうの家でも家事してる人がいる、同じように毎日してるんだなと思うと。ちょっとやる気になったりする……ときもあった。

 

今住んでいる家には、そのような景色のいい窓がなく。隣家は近すぎて。なんとなく遠慮して暮らしているような感じ。
あのアパートの窓からいつも見た、開けた空と、山と、向こうの家が懐かしい。